倉吉市は、周囲を囲む丘陵、山地や平地中央を流れる河川など水と緑豊かな自然景観に恵まれ、秀峰大山の東山麓に広がる肥沃（ひよく）な畑作地帯、市内を貫流する河川沿いの豊かな田園地帯などの農山村景観を保全してきました。
また、歴史的伝統を受け継ぐ商家のまちなみ、温泉、古代の歴史を伝える史跡など、多くの歴史的文化的景観が残っており、これらの活用により多くの来訪者が訪れるようになりました。
さらに、市街地では多くの地域で土地区画整理事業が実施され、良好な市街地景観が創造されています。
一方、都市化に伴って進んだ農地の無秩序な転用や、景観を阻害しかねない過度な屋外広告物の乱立、農業の低迷に伴う荒廃地の増加など、これまで保全・創造・活用してきた景観を阻害する要因も出はじめています。
このため、市・市民・事業者が主体となり、景観の保全・創造・活用を行っていきます。